日本ピザハット 株式会社

日本ピザハット 株式会社

1958年の創業依頼、世界100以上の国と地域に18,000店舗を有する世界最大のピザチェーンであるピザハット。日本でも400店舗以上を展開し、「ディべロッピングチャンピオン」と呼ばれる世界的に有名な教育プログラムを用いて、手厚い教育体制を構築しています。
この記事では、確固たる教育システムを作り上げている同社の、ノービル導入前の課題感、システムの選定理由、導入効果を解説します。

日本ピザハット 株式会社
社名 日本ピザハット 株式会社
ウェブサイト https://pizzahut.jp
事業内容 世界No.1のピザ宅配チェーン「ピザハット」の事業展開
設立 2013年5月16日

世界トップレベルの教育体制を持つ
ピザハットがノービルを使って目指すこと

目  的

効率的・効果的な教育体制の実現

効果検証を正確に行う

課  題

効率的なトレーニング方法の確立

紙マニュアルに依存した教育文化

効  果

紙マニュアルの文化から脱却

教育時間の削減と、空いた時間の有効活用

確実で、スピーディな効果検証

緊急事態下における教育上のリスク管理

世界100カ国以上、18,000店舗で蓄積された
教育体制・メソッドから生まれるサービスのクオリティ

事業内容について

ピザハットは1958年の創業依頼、今では世界100以上の国と地域に18,000店舗を有する世界最大のピザチェーンです。日本では、第1号店が1973年にオープンし、全国に400店舗以上を展開しています。
ピザハットのピザは生地にとことんこだわり、おいしさのためのひと手間を惜しまない調理法と素材で、最高のおいしさを追求しています。「おいしいは、愛だ。」をスローガンとしており、これは単純においしさだけを求めていくのではなく、おいしさにつながるすべてを意味しています。従業員の「おもてなし」や「笑顔」、アツアツで提供できる「迅速なお届け」や「味」も含めて、ピザハットの商品をお客様に食べ、楽しんでいただくことを目指しています。

ピザハットのスタッフ教育

集合研修やOJT研修、何れも力をいれています。特に、店長育成においては、店舗マネジメント研修プログラム(ディベロッピングチャンピオンズと呼ばれます)があり、着実に成長できる仕組みを提供。全世界のピザハットで学ばれているプログラムを使用し、店舗マネジメントを学ぶことができます。一人前の店長になるために、店舗での売上や予算管理、アルバイトの教育やマーケティングまで、世界規模での経験、実績を踏まえた手厚い教育体制を整えています。
また、宅配を行う配達員のデリバリー教育は、ひとりで業務にあたり、尚且、事故の危険性もある仕事であるため、こちらについてもリスクを最小限に抑える、徹底した教育体制を整えています。

年一回のオペレーション競技会では、全国の熟練者が集う。ここで表彰されることが、スタッフ・社員の大きなモチベーションにつながる

年一回のオペレーション競技会では、全国の熟練者が集う。ここで表彰されることが、スタッフ・社員の大きなモチベーションにつながる

トレーニング時間が十分に取れず、紙マニュアルの文化で複雑に。配信システムによる課題解決に目を向けたのは必然でした

ノービル導入前の教育課題

店舗のトレーナーが忙しく、トレーニング時間を十分に取れていない問題を抱えていました。時間のない中でも、効率的なトレーニングを行う必要性を感じていましたし、当然、教育のクオリティも担保していきたい思いがありました。
以前はマニュアルやトレーニングのチェックシート・進捗管理もすべて紙であり、アルバイト一人ひとりに対して個人別進捗ファイルを用意。お店にはファイルが数十冊あることも当たり前でした。紙なのでデータベースとして機能しておらず、一元管理も難しい状態です。つまり、煩雑さ故に時間がとられ、教育時間が削られており、自店・自社のスタッフの強み・課題を把握することが困難な状態でした。そういった課題を抱えていたため、配信システムによる教育に注目していたのは必然でもありました。

ID無制限発行であり、定額。コストメリットだけでも十分だが、効果検証やテスト、OJTチェックリスト等、機能面も最適と判断

ノービルを選んだ理由

まずはコスト面です。ID無制限発行であり、定額のシステムはどこにもなく、数千人の店舗スタッフに配信する弊社にとっては、何よりの魅力となりました。店舗を営む企業や担当者にとって、これ程メリットを感じられることは無いと思います。

確実に効果検証できる魅力

更に、ID発行が無制限であるために、視聴スタッフのログデータもずっと残し続けられます。IDを消去しながら使う配信システムですと、一年前の視聴データさえ確実に残せませんが、ノービルは年毎の比較や退職したスタッフの視聴分析まで可能です。それでいて、分析に必要なものを取り出しやすいようになっているため、「これなら確実、素早く効果検証ができる」と納得できたことも大きな理由でした。

エリアマネージャーの店舗管理にも

テストやOJTチェックリスト機能がエリアマネージャーの店舗管理にも役に立つと考えました。
複数店舗を管理するエリアマネージャーは現場教育の進捗状況をリアルタイムに把握することができませんので、テストやOJTチェックリストを使えば、教育の習熟度・進捗度を遠隔で把握し、効果的・効率的な店舗管理や店長教育ができます。
担当営業の方の人柄や、提案中における対応の柔軟さ、適切さを見て、信頼できる会社だと判断できたのも大きかったです。

営業部・採用トレーニング課・課長の渡部 将史  様(左)集合研修においてもノービルを活用することで、配信教育を根付かせている(右)

営業部・採用トレーニング課・課長の渡部 将史 様(左)
集合研修においてもノービルを活用することで、配信教育を根付かせている(右)

教育の効率化、確実な効果検証ができる体制を構築。緊急事態下でも活用でき、多種多様に活躍するノービルはなくてはならいものに

ノービル導入後の成果

社員・クルー10,000人以上にIDを付与し、配信教育を行っているため影響は非常に大きなものです。
まず、かつてトレーナーが実施していた知識教育をノービル上で全て完結できるようになりました。そして、その空いた時間で賞賛・改善点を共有する等のコミュニケーションの時間にすることができています。
効果検証については、ノービル上で各個人のトレーニングにおける進捗状況の把握が可能となり、各店舗・エリアの教育状況を数値化できています。これにより、感覚的だった教育に客観的な数字を入れることができ、最適かつ効果的な教育施策を打つことが容易になりました。
他にも、タイムリーな情報(動画)の発信が可能になりました。例えば、コロナ禍による緊急事態宣言下では、年に1度の社員カンファレンスやオペレーション競技会も開催が危ぶまれましたが、ノービルがあるから開催できました。特に、オペレーション競技会は、各店のiPadで撮影したオペレーション動画をノービル上で集計→動画で配信する等、工夫することで開催を実現させています。個人単位でも配信ができるため、伝えたい個人に然るべきタイミングで、配信を行ったり、各種認定テストもノービルで完結する等、教育における多種多様な面で活躍してくれています。

今後、ノービルを使って目指す教育

コロナ禍で大きく日常が変化しています。伴い、教育のあり方も変化していかなければなりません。現場教育、研修、認定、延いては従業員間のコミュニケーションまで、全てにおいてノービルと共に、二人三脚で教育体制を構築していきます。

世界トップレベルの教育体制がある同社では、スタッフ・社員が確実に育つ仕組みがある(左)エリアマネージャーが店舗の教育状況をいつでも、確実に把握できるようになった(右)

世界トップレベルの教育体制がある同社では、スタッフ・社員が確実に育つ仕組みがある(左)
エリアマネージャーが店舗の教育状況をいつでも、確実に把握できるようになった(右)