タリーズコーヒージャパン

タリーズコーヒージャパン株式会社

米国シアトルのスペシャルティコーヒーショップ「タリーズコーヒー」を日本で運営するタリーズコーヒージャパン株式会社。「最高の豆」「最高の焙煎」「最高のバリスタ」「最高のホスピタリティ」にこだわり、本物のスペシャルティコーヒーの文化を日本に広めています。教育に強いこだわりを持つ同社が、映像配信教育を取り入れ、教育の効率化や時間短縮、知識の底上げを実現し、その効果を実感しています。

タリーズコーヒージャパン
社名 タリーズコーヒージャパン株式会社
ウェブサイト https://www.tullys.co.jp
事業内容 米国シアトル発祥のスペシャルティ
コーヒーショップ
「タリーズコーヒー」の日本における展開
設立 1997年8月

トレーナーの教育時間や労力の削減
より効率的・効果的な教育体制に

目  的

教育の効率化や時間短縮を実現し、コストカット

映像学習文化の浸透

課  題

トレーナーの教育時間が足りない

新人フェローの早期戦力化

既存フェローへの学習機会の提供が少ない

効  果

トレーナーの教育労力の削減、効率化

学習機会提供の増加により、フェロー全体の知識レベルの底上げ

教育の効率化、時間短縮

バリスタの育成(ドリンク作成・接客の向上)を徹底し
本物のスペシャルティコーヒーの文化を日本に広める

事業内容について

1997年8月より米国シアトル発祥のスペシャルティコーヒーショップ「タリーズコーヒー」の日本における展開をしています。『一杯のコーヒーを通じて、「お客様」、「フェロー」、「社会」に新しい価値を創造し、共に成長する。』を理念に、世界各国から厳選されたコーヒー豆を用い、オーダーを頂いてから、一杯一杯心を込めて手作りでドリンクと寛ぎの空間を提供しています。
私達は「最高の豆」「最高の焙煎」「最高のバリスタ」また「最高のホスピタリティ」にこだわり、本物のスペシャルティコーヒーの文化を日本に広めていきます。

タリーズコーヒーのスタッフ教育

店舗運営の土台となるQHC(クオリティ、ホスピタリティ、クレンリネス)を高めるバリスタの育成に力を入れています。
バリスタの技術向上を目指して、毎年バリスタコンテストを開催し、全国の店舗で働くフェロー(社員、アルバイトの総称)が接客やドリンク作成の技術を高めています。
コンテストが初めて開催されたのは2000年でした。現在は国内700店舗以上ある弊社も、当時は未だ20店舗しかない中、全フェローでブランド価値の向上のために何ができるかを考えた末に始まった、伝統のあるコンテストです。

017年11月に開催したバリスタコンテストの表彰式

2017年11月に開催したバリスタコンテストの表彰式。タリーズコーヒージャパン20周年の節目に開催された

教育担当であるトレーナーの時間確保に加え、人件費を
抑えながら、効率的な教育体制を作るためにシステムを検討

ノービル導入前の教育課題

店舗で新人フェローをトレーニングするトレーナーの教育時間の短縮が課題でした。トレーナーも日々その他の仕事を行っているため、物理的な時間に限界があります。トレーナーによるOJTを必須としながらも、より効率的な教育の仕方を考えていく必要がありました。
これまでOJT効率化のために前後の時間に自学自習できる紙のマニュアルがありましたが、更に映像配信による教育を加え、フェローがタブレット等を使って、一層学びを深められる体制を、ツール面から強化することが課題でした。
また、新人育成にかける時間を短縮し、早期に戦力化することが求められている中、従来の直接的な教育だけではなく、映像による間接教育の体制構築が課題となり、タリーズに最適な映像配信システムを探していました。

トレーニンググループ長 酒見 幸助 様

トレーニンググループ長 酒見 幸助 様

ID発行無制限、システムのスピードや明快さが
二年越しで検討したシステム選びに終止符を打ってくれた

二年越しでシステムが決まる

様々な配信システムを検討しましたが、決め手となるシステムが無く2年以上が経過しました。そんな折、ご縁あってノービルのお話を伺った直後に「(タリーズの要望に全て応えられるため)これだ」と直感し、2年越しのシステム選びに終止符を打つことができました。
まずはユーザー数によらない課金体系が最大の魅力でした。
弊社には20,000人以上のフェローがおり、一人ひとりの視聴状況を把握しながら教育を提供するため、各フェローにIDを発行する必要がありました。今後も店舗拡大を続けていく中で、いくらフェローが増えようと定額で利用できるコストメリットは大きく担当としても安心して使い込めます。

システムのスピードと明快さ

次にシステムスピードの速さと明快さです。先に述べた通り、システムの検討にあたり、多数のシステムを比較検討しましたが、ノービルのシステムスピードは非常に速く、かつ、わかりやすいシステムでした。これなら各フェローもストレス無く、利用することができると実感しました。
システムを選ぶ際には細かい機能面に目が行きがちになりますが、まず前提として、システムのスピードや明快さがあって初めて、他の機能が生きます。各フェローは隙間時間に利用するケースが多くなるため、その際に、スピードが遅い、わかりづらいだと利用率は一気に下ります。この点は特に注意を払って検討しました。

学習定着のためのテスト機能

最後に、学習定着のためのテストを、簡単・自由に作れる点です。効果検証としてもテストは使いますが、学習定着にも役立ちます。テスト作成の機能もノービルは高評価でした。

店長がノービルを使いながら指導

店長がノービルを使いながら指導

教育時間の短縮や知識レベルの底上げが可能に
映像学習文化が着実に浸透しています

ノービル導入後の成果

導入後、新人フェローに商品の作り方動画を指導前に見てもらうことで、正しい作り方のイメージが頭に入っているため、習得がはやく、トレーナーの教育時間が短縮されました。結果、トレーナーの時間を確保することに成功しています。
また、新人フェローだけでなく、すべてのフェローが季節の商品等が発売される際に、作り方を参考にできるため、全国の店舗で教育スピードの向上や効率化が実現しています。更に、バリスタコンテストで全国の中から選ばれた技術、接客優秀者の事例を公開中です。基礎的なことだけでなく、応用的な高い基準を示すことでフェローも自然と高いレベルを目指すようになります。これらは士気や帰属意識の向上にもつながっています。
 テスト機能もフル活用しており、間違いやすいレシピや商品知識を重点的に問題にすることで、従来は店舗内でしか学習することのできなかった内容を、各自の都合のよい時間や場所で学習できるようになり、フェロー全体の知識レベルの底上げになっています。

ノービルを使って目指す教育

映像で学ぶ文化が着実に浸透しており、この流れを強め、全店へより深い映像文化の浸透を目指します。
更には、アルバイトスタッフの昇格テストをノービル上で行えるようにできないか検討しています。ライトな学習用のテストだけでなく、昇格テストもシステム上で行うことで店長の負担を減らすのと同時に、昇格模擬テストを作ることで、スタッフが正しい知識を学べる機会を一層提供していく予定です。

高い水準の教育環境を提供できているため、誇りを持って働けるフェロー

高い水準の教育環境を提供できているため、誇りを持って働けるフェロー